メンバーシップ特集
三遊亭圓朝
『怪談牡丹燈籠』
完全新録・全14夜
恋は死を越え、因縁は血を越える。
幽霊譚から、人間の欲望、裏切り、血縁、仇討ちへ。
圓朝の長編を、朗読動画とOTOBON Readerで一夜ずつ辿ります。
PROLOGUE
死者が帰る夜、物語は始まる。
お露と新三郎の恋、飯島家の因縁、伴蔵とお峰の欲と嫉妬、孝助の仇討ち。別々に見える物語が、やがて大きな因果の輪へ結ばれていきます。
GREETING
連載開始のご挨拶
三遊亭圓朝の名作『怪談牡丹燈籠』を、完全新録・全十四夜の連続朗読としてお届けします。一夜30分前後。朗読動画と同じ原典範囲をOTOBON Readerの分冊EPUBとして順次公開し、「聴く」と「読む」を行き来できる連載にします。
全十四夜。どうぞ最後までお付き合いください。
NIGHT ONE
第一夜
「また来て下さらなければ、私は死んでしまいます」
ひと目の恋が、あの世への入口になる。
萩原新三郎の前に現れた、美しい娘・お露。静かな恋の始まりに見えたその出会いは、生者と死者の境を揺るがす怪談の幕開けとなります。
原典「一〜二」



01|聴く
朗読で第一夜へ
約30分。耳で物語の幕開けを追う。
03|辿る
人物と因縁
お露、新三郎、飯島家から物語を追う。
CHARACTERS
登場人物
主要8人を横スライドで巡り、周辺人物まで含めて人間関係を整理します。
お露
恋が生と死の境を越える。
萩原新三郎
純粋さゆえ怪異の中心へ。
飯島平左衛門
家と過去の罪の中心人物。
黒川孝助
忠義と父の仇の間で揺れる。
お國
欲望と裏切りを運ぶ。
宮野辺源次郎
密通が悲劇の火種となる。
伴蔵
怪異を欲へ変える男。
お峰
愛情と嫉妬の人間怪談。
さらに登場する人物
お米/山本志丈/白翁堂勇斎/良石和尚/黒川孝蔵/お徳/孝太郎/おりゑ/樋口屋五兵衛/相川新五兵衛/おます
FOUR THREADS
四つの物語線
お露 × 新三郎
恋が死を越える怪談筋。
飯島家
家の秘密、主従、密通。
伴蔵 × お峰
幽霊より怖い生身の欲と嫉妬。
孝助の仇討ち
父子と血縁の因縁が終幕へ。
SCENE GALLERY
十四夜の情景
朗読動画の背景として制作したSceneから、各夜を象徴する一枚を選びました。
また来て下さらなければ、私は死んでしまいます
主君は、父の仇
忠義か、仇討ちか――孝助の胸に二つの刃が立つ。
お國と源次郎の密謀
屋敷の闇で、悪意は静かに手を結ぶ。
死んだ娘が帰ってきた
恋は終わらない。たとえ、この世の命が尽きても。
幽霊を締め出せ
護るための一枚の札が、愛をも怪異も遮っていく。
幽霊との百両の取引
怪異に値をつけたとき、人はもう引き返せない。
剥がされた護符
守りは剥がれ、破滅だけが静かに近づく。
飯島、孝助に討たれる
忠義の果てに待っていたのは、父の仇との対決だった。
飯島家、滅ぶ
一つの家を壊すのは、怪異か、それとも人の罪か。
耳元に残ったのは、骸骨だった
甘い囁きの果てに残るのは、愛ではなく恐怖だった。
伴蔵とお國、再び出会う
別々の悪意が、再会によってひとつの破滅へ流れ込む。
悪事、露見する
隠してきた罪は、ついに昼の光の下へ引きずり出される。
十九年ぶりの母
時を越えて戻るのは、血のつながりと消せない記憶。
血統は切れない
恋も、罪も、仇も――すべては血の記憶へ帰っていく。
FOURTEEN NIGHTS
全十四夜|配信スケジュール
一夜30分前後で追いやすい構成です。公開に合わせて「聴く」「読む」を追加します。
また来て下さらなければ、私は死んでしまいます
一〜二|28〜32分
主君は、父の仇
三〜四|25〜30分
お國と源次郎の密謀
五|20〜25分
死んだ娘が帰ってきた
六〜七|25〜30分
幽霊を締め出せ
八+九前半|28〜33分
幽霊との百両の取引
九後半〜十|28〜33分
剥がされた護符
十一〜十二|35〜40分
飯島、孝助に討たれる
十三|30〜35分
飯島家、滅ぶ
十四+十五前半|23〜28分
耳元に残ったのは、骸骨だった
十五後半〜十六|23〜28分
伴蔵とお國、再び出会う
十七|25〜30分
悪事、露見する
十八+十九前半|35〜42分
十九年ぶりの母
十九後半〜二十|35〜40分
血統は切れない
二十一〜二十一の下|30〜35分
NIGHT BY NIGHT
第二夜から最終夜まで
第一夜の先に続く十三夜を、物語の焦点と人物から辿ります。公開物はこの十四夜構成へ順次接続し、ページ構造は固定します。

NIGHT 02
第2夜|主君は、父の仇
忠義か、仇討ちか――孝助の胸に二つの刃が立つ。
原典 三〜四
黒川孝助の胸にあるのは、父を討たれた恨みと主への忠義。両立しえない二つの思いがせめぎ合い、飯島家の因縁が姿を現します。

NIGHT 03
第3夜|お國と源次郎の密謀
屋敷の闇で、悪意は静かに手を結ぶ。
原典 五
飯島家の内側で、お國と源次郎の企みが動き始めます。表では見えない欲望と計略が、やがて家そのものを蝕んでいきます。

NIGHT 04
第4夜|死んだ娘が帰ってきた
恋は終わらない。たとえ、この世の命が尽きても。
原典 六〜七
死んだはずのお露が再び新三郎のもとを訪れます。夢か幻か、それとも本当に死者が戻ったのか。美しさと恐ろしさが重なる夜です。

NIGHT 05
第5夜|幽霊を締め出せ
護るための一枚の札が、愛をも怪異も遮っていく。
原典 八+九前半
新三郎を怪異から守るため、人々は護符に頼ります。しかし締め出されるのは幽霊だけではありません。恋と恐怖が門前でせめぎ合います。

NIGHT 06
第6夜|幽霊との百両の取引
怪異に値をつけたとき、人はもう引き返せない。
原典 九後半〜十
伴蔵は怪談を恐れるどころか、そこに金の匂いを嗅ぎつけます。百両という現実的な欲が、あの世の気配と結びつく転換点です。

NIGHT 07
第7夜|剥がされた護符
守りは剥がれ、破滅だけが静かに近づく。
原典 十一〜十二
命綱だった護符が失われた瞬間、新三郎を取り巻く均衡は崩れます。守られていた世界へ、再び怪異が入り込みます。

NIGHT 08
第8夜|飯島、孝助に討たれる
忠義の果てに待っていたのは、父の仇との対決だった。
原典 十三
長く胸に抱えてきた因縁が、ついに刃となって交わります。孝助の仇討ちは、飯島家の秘密を大きく揺るがす出来事です。

NIGHT 09
第9夜|飯島家、滅ぶ
一つの家を壊すのは、怪異か、それとも人の罪か。
原典 十四+十五前半
飯島家を支えていた秩序は崩れ、隠されていた因縁と悪事が露わになります。家の崩壊と因果の深まりを描く一夜です。

NIGHT 10
第10夜|耳元に残ったのは、骸骨だった
甘い囁きの果てに残るのは、愛ではなく恐怖だった。
原典 十五後半〜十六
伴蔵とお峰をめぐる怪談は、生々しい恐怖の極点へ達します。人の欲が招いた報いは、骨の冷たさをもって迫ります。

NIGHT 11
第11夜|伴蔵とお國、再び出会う
別々の悪意が、再会によってひとつの破滅へ流れ込む。
原典 十七
別々に動いていた悪事の線が、伴蔵とお國の再会によって再び結び直されます。それぞれの罪と欲が終幕へ向かい始めます。

NIGHT 12
第12夜|悪事、露見する
隠してきた罪は、ついに昼の光の下へ引きずり出される。
原典 十八+十九前半
闇の中で積み重ねられてきた悪事が、いよいよ隠しきれなくなります。怪談は死者の恐怖だけでなく、生者の罪の物語へ深まります。

NIGHT 13
第13夜|十九年ぶりの母
時を越えて戻るのは、血のつながりと消せない記憶。
原典 十九後半〜二十
長く断たれていた血縁が再び姿を現し、人物たちの運命が新たな意味を帯び始めます。物語は大きな因果譚として収束へ向かいます。

FINAL NIGHT
第十四夜|血統は切れない
恋も、罪も、仇も――すべては血の記憶へ帰っていく。
原典 二十一〜二十一の下
お露と新三郎、孝助と飯島家、伴蔵とお峰。それぞれに走ってきた線が、最後に一つの因果として結び直されます。
INTERLUDE
瑠璃子とミケの4コマで読む『牡丹燈籠』
長編の入口を少し軽い読み口で。恋、欲、裏切り、家の崩壊、仇討ちまでが一つにつながります。

READ / LISTEN / TRACE
読む・聴く・辿る
朗読で聴く
各夜の朗読動画へ。
Readerで読む
同じ原典範囲を分冊EPUBで。
しおりで辿る
ページ右端の「しおりの音」から、作品・作者・寄り道・世界を行き来できます。
ABOUT
作品・作者について
『怪談牡丹燈籠』とは
幽霊譚から人間の情念劇、さらに因縁と報いの長編へ。幽霊の話であり、恋の話であり、人間の業の話でもあります。
牡丹燈籠のなりたち
中国怪異譚「牡丹燈記」の系譜を背景に、三遊亭圓朝が日本の語り物として大きく再創造しました。
作者について|三遊亭圓朝
幕末から明治にかけて活躍した、近代日本話芸史を代表する名人です。
MEMBERSHIP
全十四夜を、最後まで。
怪談の涼しさ、人情噺の深さ、因縁譚の重さ。
朗読動画とOTOBON Reader分冊EPUBで、十四夜を最後まで追ってください。
