
三年ぶりに江戸へ帰った浪人。かつて道場随一の腕前を誇った。
道場から姿を消した仁木兵馬が江戸へ戻ったとき、恩師の本山図書は火事で亡くなり、兄弟弟子の松林甲子雄が道場を継いでいた。恩師の娘・小浪が打ち明ける、遺体に残された不可解な刀傷。兵馬は本当に落ちぶれてしまったのか。
江戸っ子たちの笑い、ひたむきに信じる娘、ひそかに研がれた剣の腕。軽妙な始まりから、謎と対決へ物語は進む。

三年ぶりに江戸へ帰った浪人。かつて道場随一の腕前を誇った。

兵馬の兄弟弟子。師の死後、道場を継いだ剣客。

本山図書の娘。父の死に疑いを抱き、兵馬へ秘密を伝える。

梶派一刀流の師匠。火災で亡くなったとされる。

は組の火消し頭。兵馬を気にかける江戸っ子。

鍔の収集が好きな火消しの若者。
二月最初の午の日。稲荷社の祭礼に結びつく。
刀の柄と刃の間にある金具。
金を金属表面にはめ込む装飾技法。
木製の剣。稽古や試合に用いる。
家や道場を継ぐ後継者の地位。
火消しの作業に用いる鉤付き道具。
結末は伏せたまま、八つの問いで作品世界を巡ります。
制作済みの12枚の場面画像から、物語の空気をたどります。











