朗読作品

御意討ち秘伝

山本周五郎 →
山本周五郎『御意討ち秘伝』。勝負に敗れた男が、誰よりも強かった。高松弦次郎を中心に、剣と名誉、語られない強さを描く時代小説。
御意討ち秘伝 hero 01

THIS WORK

この作品を、どう辿りますか。

御意討ち秘伝 場面 1

御意討ち秘伝 場面 2

御意討ち秘伝 場面 3

御意討ち秘伝 場面 4

御意討ち秘伝 場面 5

御意討ち秘伝 場面 6

御意討ち秘伝 場面 7

御意討ち秘伝 場面 8

1 / 8

山本周五郎|時代小説

御意討ち秘伝

勝負に敗れた男が、誰よりも強かった。

STORY

あらすじ

小田原藩の剣術道場で行われる総試合。最後まで勝ち残った者には、師・貝原次郎左衛門の娘、深江を妻に迎えることが許されます。門下でも屈指の腕を持つ高松弦次郎は、誰もが勝利を疑わない剣士でした。

しかし試合の前夜、深江は弦次郎を人目のない泉林寺の籔へ呼び出し、藤枝清三郎を勝たせてほしいと願います。弦次郎は一度は拒みながらも、翌日の勝負で敗れます。

やがて藩命による「御意討ち」が下され、かつて道場の三羽烏と呼ばれた堀越市松を討つ役目が藤枝に命じられます。そこから物語は、剣の勝敗だけでは測れない「名誉」と「強さ」の核心へ進んでいきます。

CHARACTERS

登場人物

高松弦次郎

主人公。温和で控えめながら、道場屈指の腕前を持つ青年剣士。自分の名誉より他人の人生を選ぶ強さを秘めています。

深江

貝原次郎左衛門の長女。藤枝清三郎を慕い、総試合の前夜に弦次郎へ切実な願いを託します。

文江

深江の妹。思慮深く、人の内面を見る目を持つ女性。周囲が見落とした弦次郎の真意を静かに見つめます。

藤枝清三郎

弦次郎と並ぶ道場の腕利き。深江への思いを抱え、総試合で弦次郎と最後の勝負を争います。

堀越市松

「魔剣の市松」と恐れられる凄腕の剣士。酒乱のため道場を破門され、のちに藩主への無礼から御意討ちを命じられます。

貝原次郎左衛門

小田原藩で道場を開く小野派一刀流の剣客。深江と文江の父で、門弟たちの総試合を取り仕切ります。

GLOSSARY

用語集

御意討ち

主君の命令によって、罪を犯した家臣などを討つこと。本作の題名にもなる重要な制度です。

総試合

道場の門弟が一堂に会して行う勝ち抜き試合。本作では席次と深江の縁談が重なります。

助太刀

決闘や仇討ちなどで当事者に加勢すること。清三郎は弦次郎に助勢を求めます。

返討ち

相手を討とうとして、逆に討たれてしまうこと。

魔剣

常の剣術では容易に対抗できないほど恐れられる剣技。堀越市松は「魔剣の市松」と呼ばれます。

股立を取る

袴の裾をたくし上げ、戦いや激しい動きに備える身支度。

STORY JOURNEY

物語を巡る

敗北の理由から、御意討ちの命、そして語られない強さへ。七枚のLPカードで作品の核心を辿ります。

御意討ち秘伝 物語を巡る 1
御意討ち秘伝 物語を巡る 2
御意討ち秘伝 物語を巡る 3
御意討ち秘伝 物語を巡る 4
御意討ち秘伝 物語を巡る 5
御意討ち秘伝 物語を巡る 6
御意討ち秘伝 物語を巡る 7
1 / 7

YAMAMOTO SHUGORO

誰にも知られない強さを、武士は誇りと呼んだ。

『御意討ち秘伝』は、剣豪小説であると同時に、人が何を守るために自分を退くのかを描いた物語です。

物語を読む

OTOBON READER

本文を、そのまま読む。

作品ページを離れずに、次の読書体験へ。
Readerをひらく →